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お子さまの健やかな成長を、お口から支える小児矯正

当院では、単に歯並びを整えるだけでなく、「正しい食べ方」や「しっかり噛むこと」を通じて、お子さまの成長期における口腔機能の発達を総合的にサポートする小児矯正を行っています。
乳幼児期から学齢期、そして思春期まで、それぞれの発達段階に応じた適切なアプローチで、生涯にわたる健康な歯とお口の機能を育みます。
歯並びは見た目だけの問題ではありません。正しい噛み合わせは、消化吸収、呼吸、発音、姿勢、そして脳の発達にまで影響を与えます。子どもの頃から正しい口腔機能を育てることが、お子さまの健やかな成長と、将来の健康的な生活の基盤となるのです。

小児矯正とは
~なぜ子どものうちに矯正が必要なのか~

小児矯正とは~なぜ子どものうちに矯正が必要なのか~

お子さまの歯並びや噛み合わせは、遺伝的な要因だけでなく、日々の食べ方や呼吸、発音などの習慣によっても大きく影響を受けます。
成長期にある子どもの顎や歯は柔軟で、適切な時期に正しい機能を身につけることで、歯並びの問題を予防・改善できる可能性が高まります。
当院の小児矯正では、歯を動かす治療だけでなく、舌や唇、頬などお口周りの筋肉のバランスを整える「口腔筋機能療法(MFT)」も取り入れ、根本的な原因にアプローチします。

小児矯正のメリット

顎の成長を利用できる

顎の成長を利用できる

成長期に治療を行うことで、顎の正しい発育を促し、抜歯のリスクを減らせます。

正しい機能を習得できる

正しい機能を習得できる

噛む、飲み込む、呼吸する、発音するといった基本機能を正しく身につけられます。

全身の健康につながる

全身の健康につながる

正しい噛み合わせは、姿勢や集中力、消化吸収にも良い影響を与えます。

将来の治療負担を軽減

将来の治療負担を軽減

早期の対応により、本格矯正が不要になったり、治療期間が短縮できる場合があります。

歯並びと口腔機能の関係

「正しい食べ方」が歯並びに与える影響

歯並びの乱れは、単に見た目の問題だけではありません。 口腔機能(噛む・飲み込む・話す・呼吸する)の発達に大きく影響し、 お子さまの成長全体に関わる重要な問題です。

舌や頬、唇などの口腔周囲筋の動きが正しくないと、 歯並びが乱れる原因になったり、すでにある歯並びの問題を悪化させることがあります。

注意が必要な食べ方の例

①奥歯でよく噛まないまま飲み込む

奥歯ではなく前歯だけで噛んでしまう人は、舌が食べ物を奥歯の近くに送るように動けていません。またこの時の下あごの動きは主に開閉のみで動きが簡単になってしまい、あごの筋肉や骨の成長に悪影響を与える可能性があります。

②口唇を開けたまま音を立てて食べる

この食べ方は口呼吸を習慣にしている人に見られることが多いです。鼻呼吸の習慣が身につけば口を閉じて食事をすることが可能ですが、口呼吸をしていると口を閉じる力が弱くなり、咀嚼の時も口を開けてしまいます。このような食べ方では、歯列に対する筋肉のバランスが崩れ、歯並びに悪影響を与える可能性があります。

③飲み込むときに顔の筋肉を強く収縮する

舌の運動機能が不十分な時、飲み込む時の食べ物の位置が前の方になってしまい、飲み込み動作がしにくくなります。このような場合には無理やり飲み込む必要があるために、唇やほほの筋肉を異常に収縮させます。その時に舌を歯の裏側から強く押し、上下の歯の間に突き出すと、歯列に異常な力が加わるため、歯並びに悪影響を与える可能性があります。

口腔筋機能療法(MFT)

口腔筋機能療法(MFT)

当院では、不適切な習慣を改善するため、口腔筋機能療法(MFT)を取り入れています。
歯並びが悪くても「口腔筋機能療法(MFT)」と呼ばれる訓練を行うことで正しい食べ方などの習慣を身に付け、歯並びが改善したという症例も報告されています。
口腔筋機能療法(MFT)とは個々に合った正しい口腔機能を促進するため舌や唇などお口周りに関係する筋機能のエクササイズのことです。

代表的なトレーニング

① ボタンプル訓練(口唇閉鎖訓練)

ボタンにひもをつけ、唇と歯肉の間に保持しながら牽引し、
抜けないようにしっかりと唇の力でボタンをおさえる。

② 舌の挙上訓練(ポッピング)

口蓋に舌を挙上・密着させ「ポン!」と音を立ててはじきます。
1セット30回程度を目安に毎日行う。

当院の小児矯正の特徴

とよふた歯科では、単に歯並びを整えるだけでなく、「食べる・話す・呼吸する」といった口腔機能全体の発達を支援します。

成長段階に応じた治療計画

成長段階に応じた
治療計画

乳幼児期から学齢期まで、それぞれの発達に合わせた最適なタイミングで治療を行います。

口腔筋機能療法(MFT)の導入

口腔筋機能療法(MFT)の導入

舌や唇などの筋肉を正しく使えるようトレーニングします。

食育指導

食育指導

よく噛む習慣、正しい食べ方を親御さまと一緒にサポートします。

定期的なフォローアップ

定期的な
フォローアップ

治療後も継続的にお口の成長を見守ります。

症例紹介

当院で行った小児矯正の症例をご紹介します。

Before

歯並びが気になる7歳女児の症例

After

歯並びが気になる7歳女児の症例

歯並びが気になる7歳女児の症例

主訴 歯並びが気になる。
治療内容 顎顔面矯正
年齢 7歳9か月
性別 女児
治療期間 写真は治療途中ですが、最終的に2年6か月~約3年
治療費 50~55万円程度
(お口の中の状態や物価により変動します。)

Before

永久歯の生え変わりが遅い7歳女児の症例

After

永久歯の生え変わりが遅い7歳女児の症例

永久歯の生え変わりが遅い7歳女児の症例

主訴 永久歯がなかなか生え変わらない。
治療内容 顎顔面矯正
年齢 7歳6か月
性別 女児
治療期間 約3年~3年6か月
治療費 50~55万円
(お口の中の状態や物価により変動します。)

当院で行う顎顔面矯正に共通する主なリスク

  • 一時的に痛みが出ることがあります。
  • だんだん慣れる方が多いですが、話しにくさ、飲み込みにくさはあります。
  • 食べ物がはさまりやすくなります。
  • 症例により注意事項は異なります。ご不明な点は歯科医師にご相談ください。

親御さまへのサポート

わかりやすい説明

わかりやすい説明

お子さまの口腔機能の発達状態を丁寧にご説明します。

ご家庭でのケア指導

ご家庭でのケア指導

日常生活で実践できる食べ方や習慣づけのアドバイスをします。

不安や疑問に寄り添う

不安や疑問に寄り添う

どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

よくあるご質問(矯正編)

Q. 何歳から矯正を始めるのが良いですか?

お子さまの成長段階や歯並びの状態によって異なりますが、一般的には6歳頃(永久歯が生え始める時期)からの開始が推奨されます。ただし、受け口などの症状がある場合は、もっと早い時期からの介入が必要な場合もあります。まずはお気軽にご相談ください。

Q. 痛みはありますか?

使用する装置や治療方法によって異なりますが、当院では可能な限りお子さまの負担を軽減できるよう配慮しています。

Q. 治療期間はどのくらいですか?

お子さまの成長や歯並びの状態により異なりますが、一般的には1〜3年程度です。

Q. 矯正中の食事で気をつけることは?

装置の種類によりますが、基本的には硬すぎるものや粘着性の高いものを避けていただきます。また、よく噛んで食べることを意識していただくことが大切です。

食育の重要性

「噛む力」が育む、心と体の健康

「噛む力」が育む、心と体の健康

学齢期は乳歯から永久歯に生えかわる大切な時期です。その時々の生えかわりに応じた食べ方を身につけることがとても大切になります。
6歳頃になると6歳臼歯といわれる最初の永久歯が生えてきます。真ん中の歯から数えて6番目、一番奥の乳歯のさらに奥に生えてくる永久歯です。白歯とは食べ物をすりつぶすための歯でいわゆる奥歯のことです。6歳臼歯が生えた後、前歯から順に永久歯に生えかわっていきます。つまり学齢期は生えかわりによってその上手な食べ方が異なるため、それに応じた食べ方が大切になるのです。
ここでは学年ごとにご説明していきます。

年齢別の口腔機能発達と食べ方支援

乳幼児期(0〜18ヶ月)

哺乳期〜生後4ヶ月

特徴:最初に出会う食事は母乳。

赤ちゃんのお口で様々な物の感覚を養い、物を感知することをこの時期から身に付けていきます。赤ちゃんが母乳を吸う動作はお腹にいるときに身に付けます。赤ちゃんはその後生後2か月頃から指しゃぶりを始めて、4か月頃にはお口を使って何でもなめたりしゃぶったりし始めます。赤ちゃんにとってお口はセンサーになっているのです。

口唇食べ期5〜6ヶ月

食事形態:舌でつぶせる固さ

離乳食を次のことに注意して始めていきます。

  • ① 赤ちゃんの様子を見ながら1日1回1さじずつ始める。
  • ② 母乳やミルクは飲みたいだけ与える。

舌かみ期7〜8ヶ月

食事形態:舌でつぶせる固さ(豆腐程度)

メニュー例:

  • ご飯:7倍がゆ
  • 野菜:軟らかくゆで、2~3mm角に切る
  • 魚・豆腐等:ゆでて小さくほぐしとろみをつける

歯ぐき食べ期9〜11ヶ月

食事形態:歯ぐきで噛める固さ

1歳前後で歯が生え始める時期です。

  • ① 食事のリズムを大切に1日3回の食生活にしていく
  • ② 自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始める
  • ③ ひとくちの量を経験させる

かじり取り期12〜18ヶ月

食事形態:歯ぐきで噛める固さ

  • ① 食事のリズムを大切に1日3回の食事を中心に生活リズムを整える
  • ② 自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始める
  • ③ ひとくちの量を経験させる

この時期に手を使って食べる動きからスプーンなどの食具を使って食べる動きへ発達していきます。食べ物によって違う味や歯ごたえや香りなど五感を使って自分で食べる喜びを教えていきたいですね。

学齢期(小学1〜6年生)

学齢期 小学1〜2年生

この時期は6歳臼歯が生えてくるのとほぼ同時に前歯が生えかわる時期です。

6歯臼歯が生えてくる時に食べ物をすりつぶす力も高まりますので噛みごたえのある食べ物を食卓に並べるようにしましょう。

このとき前歯が噛み合わないため歯が前に出てしまうことがあるので、しっかりと歯を閉じて食べるようにすることが大切です。

前歯が生えそったら前歯で噛み取る(きいちぎる)食べ方を練習しましょう。

学齢期 小学3〜4年生

小学校3~4年生ぐらいになると前歯が生えそろい、乳歯の奥歯が生えかわり始めます。この時期は上下の歯が噛み合わないことで、一時的に噛む力が弱まってしまいます。そのため歯をしっかり閉じて食べるようにし、またお口の中や頬の内側に食べ物が残らないようにしましょう。さらんと噛めないため、すぐに飲み込んでしまうことがないよう、噛む回数を増やし、しっかりと噛む食べ方を身につけましょう。

噛み合わせがしっかりしていないときほど水分が多めの食べ物だと食べやすくなります。この時期はお子さま自身も、生えかわる歯を通してそれぞれの歯の役割を実感していきます。

学齢期 小学5〜6年生

12歳頃には6歳臼歯のさらに奥にもう1本奥歯が生えてきます。この時期は特に噛む力を高める食べ方を支援していく必要があります。

左右の奥歯を使って上手にしっかり噛んで食べるよう意識させましょう。

ゆっくりよく噛んで食べると、食べ物の味がよくわかり満足感も得られます。食べ方は心と体の健康につながっています。あまり噛まない、早食いの食べ方だと満腹感を得るまでに時間がかかり、食べすぎて肥満になることがあります。生活習慣病も心と身体に良い食べ方を身に付けることで予防することができるのです。

「噛ミング30」運動

ひとくち30回以上噛むことを目標に

ひとくち30回以上噛むことを目標に

「噛ミング30」とはより健康な生活をめざすという観点からひとくち30回以上噛むことを目標としていただく運動です。歯と口の健康に根差した食べ方をご家庭や学校や地域で実践していただくことを目的として日本歯科医師会はこの運動を推奨しています。

よく噛むことのメリット

消化・吸収を助ける

消化・吸収を助ける

よく噛むことで食べ物が細かくなり、消化・吸収されやすくなります。

五感で食事を楽しめる

五感で食事を
楽しめる

よく噛むと味の成分が唾液に溶け出し、食べ物の味をしっかり感じながら食事を楽しむことができます。

唾液が増えてお口が清潔に

唾液が増えてお口が清潔に

唾液が多く分泌されることで、むし歯や歯周病の予防につながります。また、80歳で20本以上の歯を保つ「8020運動」にもつながります。

食べ過ぎを防ぐ

食べ過ぎを防ぐ

満腹感は食べ始めてから少し時間がかかります。よく噛んで食べることで食べ過ぎを防ぎ、メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防にも役立ちます。

窒息を防ぐ

窒息を防ぐ

食べ物を細かく噛み砕くことで、のどに詰まらせるリスクを減らせます。お餅だけでなく、ご飯やパンなどでも起こる窒息事故の予防につながります。

早食いは肥満につながります

早食いの習慣があると、満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまいます。特に成長期のお子さまにとって、適切な食習慣を身につけることは将来の健康に直結します。食事は家族でゆっくり会話を楽しみながら、よく噛んで食べましょう。

正しい食べ方と悪い習慣

窒息や誤嚥を防ぐ食べ方

窒息や、食べ物が肺に入ってしまう誤嚥は命を落とす危険性のある事故です。窒息や誤嚥の恐ろしさを認識して今日から気を付けていきましょう。特に高齢の方は誤嚥によって唾液に含まれている細菌が気管から肺に入って肺炎を起こすことがよくあります。食べ方に気をつけることは窒息や誤嚥の予防になるのです。

この窒息事故はどのような年齢で起こりやすいのか

65歳以上の高齢者と4歳までの乳幼児に多く起こっています。原因は高齢者の場合は食べる機能が衰えていること。また、乳幼児の場合は歯がまだ生え揃っておらず、食べる機能が発達途上であることが考えられます。この年齢の方はおもち以外にも主食であるごはんやパン、乳幼児ではアメやナッツ類、こんにゃく入りゼリーなどの食品には特に注意が必要です。

どのようなことに注意していけばよいのか

乳幼児の窒息予防

まずは乳幼児についての窒息予防です。一口に丁度良い大きさをあげて、食べることに集中させることが大切です。乳幼児期の気管の直径は1センチ未満です。小さな食べ物でも簡単にふさいでしまうことを覚えていてください。

高齢期の方の窒息予防

高齢期の方の窒息予防ですが、大人の気管の直径は約2センチですが、高齢者は噛むことをはじめお口の機能が低下しています。食事の合間に口が乾かないようにお茶や飲み物をのむのもいいでしょう。

オーラルフレイル予防

子どもの頃からの予防が大切

「オーラル=口」「フレイル=虚弱」という意味で、話す・食べる・飲み込むなど、口の働きが衰えてきている状態を指します。
この状態を放っておくと、将来的に寝たきりにつながる可能性もあります。

早期に気づくことが大切です。
早めに対策を行うことで、衰えた機能が回復する可能性があります。

セルフチェックリスト

※3つ以上当てはまる場合は、オーラルフレイルの可能性があります。お気軽にご相談ください。

パタカラ体操

舌の力を鍛える方法

舌の力を鍛える方法

一つは滑舌を良くすること、もう一つは舌の力を鍛えることです。
「パタカラ」を20回はっきりと大きな声で、なるべく早く発音しましょう。

舌の力を鍛える方法

NO トレーニング方法 回数・セット数
舌の出し入れ:なるべく早く舌を出し入れする 20回
頬っぺた押し:舌で頬っぺたの内側を押す 左右1セット × 20回
歯と唇の間を回す:歯と唇の間に舌を入れて回す 左右交互 × 20回
舌打ち:なるべく大きな音でしっかりと舌打ちをする 20回

よくある質問(食育編)

Q. 好き嫌いが多く、軟らかいものしか食べません

まずは食材の切り方や調理法を工夫してみましょう。少し固めに仕上げる、大きめに切るなど。また、お子さまと一緒に料理をすることで、食への興味が高まることもあります。

Q. 早食いで困っています

「最初のひとくちを30回噛む」ことから始めましょう。家族で一緒に数えながら食べると楽しく実践できます。

Q. テレビを見ながらでないと食べません

食事中はテレビを消し、家族で会話をしながら楽しく食べる習慣をつけましょう。食事に集中することで、自然と噛む回数も増えます。

Q. どのような食べ方が良いのかわかりません

よく噛むことは今日からできる食育です。自分の歯で生涯おいしく楽しく食事をすることで毎日の生活が充実して心も豊かになるよう、かかりつけの歯科医院を見つけて、定期的にチェックしてもらいましょう。

お子さまの健やかな成長を、私たちが全力でサポートします

お子さまの歯並び・噛み合わせは、見た目の美しさだけでなく、健やかな成長と生涯の健康に深く関わっています。
とよふた歯科では、「よく噛む・しっかり飲み込む」という基本的な口腔機能を大切にしながら、お子さま一人ひとりの成長段階に合わせた小児矯正を行っています。
歯並びやお口の発達について、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。